コンクリート技士

マスコンクリートの定義【ひび割れ対策・施工上の留意点】

マスコンクリートとは、ダムや橋桁など大量のセメント量を必要とするコンクリート構造物を指します。 セメント量が多いことに起因した破壊や耐力悪化が発生してしまうため、マスコンクリートと分類することで注意を促進しています。 定義 マスコンクリート...
コンクリート技士

六価クロム溶出試験とは?セメント系固化材の地盤改良不具合・対策

まず、六価クロムとは、酸化数が6のクロム化合物のことです。 通常クロムは、クロム単体か三酸化クロムの形で地盤内に存在していますが、セメント系地盤改良の際、セメント中の六価クロムが地盤に溶出することがあります。 六価クロム溶出試験とは、溶出し...
コンクリート技士

水セメント比とは?配合基準と圧縮強度との関係

水セメント比とは、コンクリート\(1m^3\)に含まれる水の質量をセメント質量で割ったものです。 セメントに対して水の割合が多いほど、水セメント比は大きな値になります。 混同しやすい単位水量とは 水セメント比も単位水量も水の量を表すものです...
コンクリート技士

中性化とは?メカニズムと対策・腐食・中性化深さの計算公式

通常、硬化コンクリート内はpH12以上の強アルカリを保っています。 中性化とは、コンクリートのひび割れ等から二酸化炭素が侵入することでコンクリート内部を中性化(pH11以下)させる現象のことです。 メカニズム 二酸化炭素CO2がコンクリート...
技術士二次試験対策

ミドルサードとは?条件と計算公式|ダム・プレストレストコンクリートの安定照査

ミドルサードとは、外力の合力が部材断面中央から\(\frac{d}{3}\)の範囲であれば部材端部に引張応力が発生しないとする理論です。 ミドルサードは梁部材やダム堤体の応力計算で用いられます。 公式 ミドルサードの公式は対象構造物(梁、ダ...
一級土木施工管理技士

泥土圧と泥水式シールドの違いとは?それぞれの工法の特徴やメリット

密閉式シールド工法には、土圧式シールドと泥水式シールドの2つがあります。 さらに土圧式シールドは土圧シールド工法と泥土圧シールド工法に細分されます。 土圧式は土圧で、泥水式は泥水で切羽を安定させます。 ここで、泥土圧と泥水式が同じようなイメ...
コンクリート技士

材料分離とは?分離抵抗力を理論で理解する!単位水量や細粒分の影響も解説します

材料分離とは、コンクリート中の骨材とペースト分が分離し、豆板(ジャンカ)や局部的に強度の弱い箇所が発生してしまうなど、構成材料が不均一となる現象です。 コンクリート内の水分が経時的に表面に上昇していくブリーディング現象も材料分離の一種です。...
コンクリート技士

コンシステンシーとは?試験方法の種類・影響要因

コンシステンシーとは、コンクリートの変形と流動に対する抵抗性のことで、フレッシュコンクリートの性質の1つです。 ワーカビリティの確保しながらも材料分離を防止するために重要な指標です。 この記事を最後まで読むと、コンクリートのコンシステンシー...
コンクリート技士

打継ぎとは?打継ぎ処理、打継ぎ許容時間間隔、チッピング等を分かりやすく解説

打継ぎとは、硬化が完了しているコンクリートに接して新しいコンクリートを打設することです。 似た言葉の「打重ね」はまだ硬化が完了しないうちに次のコンクリートを打ち込むことですが、打継ぎでは完全に硬化したコンクリートと一体化させます。 水平打継...
コンクリート技士

打重ねとは?

コンクリートの打重ねとは、打設後まだ硬化途中のコンクリートの上から続けて新しいコンクリートを打設することです。 コンクリート標準示方書により、1層のコンクリート高さは40〜50cm以下でなければならないと規定されていますので、高い壁などを打...