石灰石微粉末とは?

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石灰石微粉末とは、コンクリート用混和材の1つで、コンクリートの流動性の改善や水和熱の低減等を目的として添加されます。

石灰石微粉末はその名の通り石灰石を粉砕したもので、比表面積\(3000~8000cm^2/g\)を有し、主成分は炭酸カルシウムから成ります。

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活性度が低い

石灰石微粉末は活性度が低く、一般に結合材とみなされていません。

コンクリート業界でいう結合材とは、水和反応によってコンクリートの強度発現に寄与する物質を生成するもののことで、高炉スラグ微粉末やフライアッシュ等があります。

結合材でないということはコンクリートの強度発現に寄与しないということであり、一般に混和材の効果として期待される長期強度の増大は見込めません。

ただし、結合材でないことは決してデメリットではありません。

化学的活性が低いために水和熱の増加を抑制することができるという利点から高流動コンクリート等の粉体量を必要とされるコンクリートに使用されます。

初期強度の増大

石灰石微粉末が長期強度に寄与しないと前述しましたが、石灰石微粉末はセメント中のアルミネート(\(C_3A\))と反応して初期強度発現を促進する効果があります。

アルミネート(\(C_3A\))は水和反応速度がセメント基本成分の中で最も早く、1日以内の早期強度に影響することで有名ですが、石灰石微粉末は\(C_3A\)と反応してモノカーボネートを生成し、初期強度を促進します。

ちなみに石灰石ではなく、一般の砕石や砕砂製造時の副産物である砕石粉も2009年にJIS A 5041に制定されています。

ただし、砕石粉の原石がアルカリシリカ反応性区分Aのものに限定されています。